「バカのはな」って誰のこと?外国人にとって、日本人の名前は難しい。

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◆日本人の名前は覚えづらい

日本人の名前は、外国人にとっては覚えづらいものです。

それは、仕方ないですよね。

例えばドイツ人にゲオルグという名前の男性がいますが、このゲオルグはジョージという英語圏によくありがちな名前のドイツ語バージョンです。このように欧米諸国では比較的よく似た名前が多いのです。

ところが日本では、そうはいきません。文化の影響を受けた中国や韓国の名前と比べても、ちっとも似ていません。確かに日本人にも林(はやし)さんとかいますけれど。

今回は、下の名前ではなく上の名前、苗字についてお話しします。

 

◆発音しづらい名前

まず日本人の名前の「発音しづらさ」があります。

海外で既に広く知られている名前、例えば(自動車メーカーや野球選手などでお馴染みの)スズキですとかホンダという名前は問題ありません。

そもそも3音ぐらいなら、それほど発音しづらいこともないです。

これが長い苗字となると、発音しづらいようです。それもイントネーションがフラットな名前だと、余計に発音しづらいようです。だいたい、変なアクセントがつきます。国語辞典で知られている金田一さんとか大変そうですよね。綾小路さんも大変そうです(きみまろでも、麗華様でも良いのですが)。

変なアクセントがつくといえば、苗字ではないのですが、わかりやすい例が日立ではないでしょうか?

日立も高々3音で、イントネーションがフラットな固有名詞ですが、もし今度テレビのコマーシャルを見る機会があれば、ちょっと耳を傾けてみてください。「この〜木、なんの木」も良いのですが、コマーシャルの最後に流れる「インスパイヤー・ザ・ネクスト」のロゴで言われる日立は、「ヒ」の部分よりも「タ」の部分が微妙に上がって「チ」でまた下がっている感じがしませんか?

ただ、これを逆手に取ると、自己紹介のときに意図的に外国人が発音しやすいようにアクセントをつけて発音すると、ちょっとカッコ良く聞こえたりします。

 

◆バカのはな?

お国によっても発音しづらい名前があります。

これは日本人が外国人の名前を発音する場合を考えればスンナリ理解できると思います。

英語で「th」の入った名前、例えば「Smith」さんを発音する場合。「スミス」さんの最初の「ス」と最後の「ス」が同じ音になってしまう日本人も多いのではないでしょうか。

学校で習ったみたいに舌をかまないまでも、歯茎の裏に押し当てて発音すれば最後の「ス」は綺麗な音が出るのですが…。

アラブ系の名前でそこそこ多い「ハッサン」という名前の最初の「ハ」もそうです。本来は喉の奥で息がする音なのですが、これを何の練習もしていない普通の日本人が正しく発音するのは、なかなか難しいです。

アラブ系はこの「ハ」の他にも「ダ」の音も日本語にはない音があります。そもそも「ダ」の音にも(英語の「ス」のように)種類があります。

このように、母語にない発音の場合、そもそも普段まず使わない音のため、発音できない、ということがあります。

そこそこ親日派の多い国で、来日する人も多いので触れておきますが、フランス人にとって「ワ」の音は発音が難しい場合が多いです。というのも、フランス語だと「W」は「ブ」の音だからです。

和田アキ子さんは「バダ」さん、美輪明宏さんは「ミバ」さん、広中和歌子さんは「バカコ」さんと呼ばれてしまう可能性が高いです。ちなみに大相撲フランス巡業の時、若乃花は「バカノハナ」とアナウンスされたそうです。

ちなみにフランス語の挨拶「ボンジュール」も、最後の「ル」の音は日本語にはない音です。むしろ発音しないつもりで最後に軽く息だけ吐き出すと、フランス語らしい音になります(私はいつも、コレでごまかしています)。

 

◆英語圏の人にとって不思議な日本の苗字

自己紹介の時にそれらしいアクセントをつけて発音すると、英語圏の人にとっては不思議な感じのする日本の苗字の代表は「アライ」さん(新井さん、荒井さん、新居さんなど)でしょう。「アライ」が「ア・ライ」つまり「嘘」という意味かと思われてしまうのです。

後藤さんもそうです。「GOTO」というのは主にプログラミングで使われる言葉ですが、「〜に行け!」という意味で「ゴートゥ-」と読みます。苗字なのか命令なのか不思議ですし、「ゴトー」さんとは読まれないかもしれません。

そう言えば自動車メーカーのマツダは、「MATSUDA」ではなく「MAZDA」です。「TUS」の部分を「Z」にしてあるのは、発音のしやすさを意識しているのかもしれませんね。「MAZDA」なら変なイントネーションを付けないで発音できそうです。もちろん文字数が短くなって一目で認識されやすい、というのもあるかもしれません。

「GOTO」のように辞書には登場しませんが、「ソゴウ」さん(十河さん、十合さんなど)も同じように苗字なのか命令なのか不思議な名前です。日本のデパートにも「SOGO」という看板がありますが…英語圏の人からしたらちょっと不思議かもしれません。

あまり関係ないかもしれませんが、沖縄には「辺銀」さんという苗字があるそうです。これ、そのまま「ペンギン」さんと読むそうです。

 

◆ホストファミリーが気をつけること

ホームステイをする人にとって、滞在先のホストファミリーの苗字はまさに「ファミリー・ネーム」です。ただ、既に述べた通り日本人の苗字は外国人にとって発音しづらい可能性が高いことを頭に入れておきましょう。

予め、どんな具合に間違って発音されるかをイメージしておくことをオススメします。呼ばれているのに自分達のことだとわからず、「無視された」などと思われたらお互い寂しいです。

あと、もしかすると「ご近所一帯が同じ苗字」という地域もあるかもしれません。ホームステイをするゲストがホストファミリーの家を探す際に同じ表札の別の家に行かないようにする必要があります。どうしたらゲストが間違いなくホストファミリーの家にたどり着くことができるかについては、ホストファミリー養成講座でもお伝えしています。

ご近所一帯が同じ苗字で、違う家でホームステイを受け入れていた…というオチは、今のところ聞いたことがありません。日本ではまだまだホームステイを受け入れることがレアですが、近い将来、どこの家庭でもホームステイを受け入れている時代が来ることを願います。

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