日本、好きですか?

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◆最近のTV番組の傾向から

・地球上の意外な場所に暮らす日本人がいたり…
・あまり馴染みのない日本の伝統的な品物を作る職人さんがいたり…
・日本の企業の取り組みを海外の方が視察に来たり…
・日本で暮らす人にとっては何気ないことが、海外の人々にとっては驚きだったり…
・日本で暮らしてみたい外国人を実際に日本に連れて来たり…

これらは全て、最近のテレビ番組です。このところ、テレビのバラエティ番組では、日本の良さや日本の魅力を伝える番組が多いです。

ちょうどゴールデンタイムに放送されることの多い、このような番組。

実はイマイチ人気がありません。

ビデオリサーチが発表している視聴率ランキングでも、ドラマや歌番組を除いた「その他の娯楽番組」のベスト10に、これらの番組は出てきません。

オリンピックに向けて、どこか意図的に「日本はすごい」と盛り上げている風潮すら感じられます。

 

◆意図的に盛り上げている感じがする理由

ここで、どうして意図的に盛り上げている感じを受けるのか、その理由を推測したいと思います。

私達は、実際に自分が体験したことは実感を持つことができます。それに対し、自分が体験していないことは実感が持てません。

ちょうどアベノミクスと言われても恩恵を感じられないというのに似ているかもしれません。

国際化と言われても、国際化を実感するような体験がないと、国際化を実感するのは難しいでしょう。

日本の魅力を伝えられても、テレビで得られる体験に限界があるから、心を揺さぶられることは少ないでしょう。

だから「また観たい」とはなりませんし、話題にもなりませんし、結果として視聴率も取れないのでしょう。

そんな具合に盛り上がらない分、余計に意図的に盛り上げている感じがするのでしょう。

 

◆国際化には実感と実体験が必要

このコラムはテレビ番組の評論では、ありません。

何を伝えたいコラムか、賢い皆様は、もう、おわかりだと思います。

テレビ番組が盛り上げなくても、「やっぱり日本って良いな」と思える体験があれば、自然と日本が好きになるのです。

内閣府が発表した「平成25年度我が国と諸外国の若者の意識に関する調査報告」によると、日本の子供達が日本について最も誇れるのは治安の良さで、6割以上の子供達が治安の良さに賛成しています。

このことは、日本国内で外国人が増えることに対して「治安が悪くなるのではないか」と思うことと背中合わせです。

ついでに言うと、この調査では7割の子供達が日本人であることに誇りを持っています。これは、アメリカ・イギリス・フランス・スウェーデンといった諸外国と同じぐらい高い割合です(参考までに韓国は6割、ドイツは65%です)。

それほど多くの子供達が自国に誇りを持っているのに、わざわざテレビ番組で日本の魅力を伝えられても「ごちそうさま」でしょう。

話が少し逸れたので戻します。

今の日本に必要なのは、「外国人と共に暮らしても治安は保たれる」という実体験と、そこから生み出される実感です。海外では排他的な政治が選ばれる国も出てきている今、その必要性は、より高まるでしょう。

そして、そのような実体験と実感をお手軽に得られるものこそホームステイを受け入れるホストファミリーなのです。

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